【U―24】久保建英 スペインと互角勝負に手応え「さらにいろんなところ修正していきたい」

スペイン相手に奮戦したMF久保建英(左)

東京五輪サッカー男子代表のMF久保建英(20=レアル・マドリード)が、本番への手応えを口にした。

スペイン1部バルセロナの下部組織育ちである〝日本の至宝〟は東京五輪前最後の実戦となるスペインとの国際親善試合で躍動。0―0の前半42分、左サイドをドリブルで突破すると、中央へクロスを入れる。これに反応したMF堂安が左足を一閃。強烈なシュートはスペインA代表でもレギュラーを務めるGKウナイ・シモンもセーブできず、先制点が生まれた。

後半に追いつかれて東京五輪の金メダル候補とはドローに終わったが、久保は「強豪国とも十分に渡り合えることは結果で示せた」と胸を張った。堂安の得点シーンについては「難しい時間帯が続く中で、自分の所からこじ開けられないかなと思っていた。いい形で抜けられて、あとは堂安選手のシュートが素晴らしかった」と振り返った。

次はいよいよ南アフリカとの1次リーグ初戦(22日)。久保は「苦しい時間帯が多かったけど、負けずに本番に入れることはポジティブにとらえていい。さらにいろんなところを修正していきたい」。攻撃の中心を担う堂安とのコンビも試合ごとに磨きがかかるだけに、大舞台でどんなプレーを見せてくれるのか注目だ。

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