〈なおえつうみまちアート〉「小さな屋台」作品制作  互の市アートマルシェ 直江津の名物出店

 上越市中央1の互の市広場で「なおえつ うみまちアート」の作品を制作し、直江津の食や商品が並ぶ「互の市アートマルシェ」が17日に開かれた。関根学園高美術部と小学生が「小さな屋台」を制作した。

マルシェの会場でうみまちアートの作品、小さな屋台の制作が行われた

 31日に同市民限定の前日祭を行い、8月1日に開幕するうみまちアートのプレイベント。作品は参加アーティスト、渡辺英司さんが直江津祇園祭の屋台をヒントに考案した。全6台を制作し、会期中に移動案内車として、会場となる直江津の街でさまざまな活用を予定している。

 関根学園高美術部の生徒15人は2台の制作を担当。海をイメージした青と白に塗り、取り外しができるウエルカムボードで2台をつなげた。西條千咲部長(3年)は「普段は絵画を描くことが多い中、木を使い、立体的なものを作る経験ができて良かった」と話した。地元を中心とした小学生も参加し、屋台の〝舟〟の部分に絵を描いた。

 指導役を務めた小林古径記念美術館の宮崎俊英館長は「渡辺さんの作品と高校生の感性が一体になった。これがアートイベントの一番面白い部分」と説明した。同校美術部は屋台を同校の文化祭でも使う予定という。

© 株式会社上越タイムス社