Rマドリード・ビニシウスにマンチェスターU移籍浮上 EU圏外枠超過を解消へ

マンU移籍が浮上したビニシウス(ロイター)

スペイン1部レアル・マドリードに所属するブラジル代表FWビニシウス(21)にイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド移籍が浮上したとスペイン紙「アス」が伝えている。

同紙によると、Rマドリードは所属するフランス代表DFラファエル・バラン(28)の移籍をめぐる交渉の過程でマンチェスターUにビニシウスの獲得を提案したところ、高い関心を示したという。移籍金は7000万ユーロ(約90億3000万円)だが、マンUは買い取りオプション付きの1年間レンタルを希望している。

Rマドリードがビニシウスの放出に動いたのは、今夏の獲得がささやかれているフランス1部パリ・サンジェルマンの同国代表FWキリアン・エムバペの移籍金1億5000万ユーロ(約193億5000万円)をねん出するとともに、超過しているEU圏外選手を整理したいからだ。

現在Rマドリードにはビニシウスをはじめ、ブラジル出身のFWロドリゴ、同DFエデル・ミリトンに加えてウェールズ代表FWガレス・ベイルが復帰し、EU圏外選手は4人。1チームの登録は3人までとなっており、1人は放出しなければならない。そこでビニシウスの売却を進めているという。

Rマドリード所属でEU圏外となるU―24日本代表MF久保建英は来季もレンタルに出される予定のため、影響はないものの、ビニシウスの動向が注目されそうだ。

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