【東京五輪】サッカー南アフリカ代表で21人の濃厚接触者 22日の日本戦は「中止するべき」

選手村で陽性者が出たのは初めて

東京五輪組織委員会は19日、選手2人とスタッフ1人の計3人が新型コロナウイルスに感染したサッカー男子の南アフリカ代表で21人が濃厚接触者と確認された。

南アフリカは1次リーグ初戦(22日、東京)で日本と対戦する予定。今後の開催可否が注目されているが、濃厚接触者であっても試合6時間前の検査で陰性となれば試合を行うことは可能となっており、サッカーの場合、ベンチも含めて13人が試合開催の最低人数になるという。

当日の検査次第とあって先行きは不透明となったが、ネット上の各種コメント欄には開幕が近づく中で「普通なら試合はできないでしょう」「日本の選手が感染したらどうすんの?」「日本は試合を中止すべき。選手を守る義務があるはずだ」「南アフリカは大会を辞退しろ」「このまま不戦勝でいいぞ」「実施されたら大変なことになる」など、試合中止を求める声が多かった。

また、南アフリカ選手だけではなく、五輪関係者や来日した選手にコロナ陽性者が増えていることにも「安心・安全はムリだって」「これでクラスターになれば(競技は)キャンセルばっかりになるぞ」「今からでも五輪を中止したほうがいいって」「緊急事態宣言宙に大会はできない」「恐怖の五輪が始まる」など、開催に否定的な意見が出ていた。

南アフリカ選手は選手村で初の感染者。1日以降、大会関連の陽性者は50人を超えるなど、五輪でもコロナの感染拡大が続いており、大会に否定的な世論の反発は強まりそうだ。

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