【東京五輪】ワクチン接種を拒否した選手を説得へ 英国五輪委「最後まで努力を続ける」

ワクチン接種を受ける英国のボリス・ジョンソン首相(ロイター)

英国オリンピック委員会(BOA)のアンディ・アンソン最高経営責任者(CEO)は、今夏の東京五輪に向けて新型コロナウイルスのワクチン接種を拒否している一部選手の説得に乗り出していると、英メディア「BBC」が伝えている。

同メディアによると、約370人の選手たちを東京五輪に派遣する英国のアンソンCEOは、英国アスリートの90パーセント以上が五輪の開幕までに2回のワクチン接種を受ける予定と語った上で「ワクチン接種を受けたくない個人がいる。私たちは彼らを説得しようとしている」とコメントしたという。

同CEOは「人々は(ワクチン接種を)選択する権利を持っており、それを尊重しなければなならい。しかし、それは必ずしも役立つとは限らない」と語った上で「ほぼすべての選手が少なくとも1回は接種すると確信しています。最後の最後まで努力を続けます」と、選手たちにワクチンを推奨していく方針だ。

すでに来日したウガンダ選手団で、コロナ陽性者が出るとともにチームメートに感染が広がるなど、今後の日本入りする各国アスリートや関係者の間にも大きな懸念が広がっている。ワクチンは万能ではないものチームメートや周囲への不安を解消するためにも欠かせないわけだ。

ワクチンにかんしては副反応が出るケースもことなどから英国以外でも選手に対し「任意」としている国は多く、主催者サイドも「義務」とはしていない。ワクチン接種は万能ではないものの日本国内では以前としてコロナが猛威をふるっていることからも、予防に取り組んでいくという。

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