屋良朝幸 故ジャニー喜多川さんへの思いを吐露「今もバカなことやってるよ、俺は」

ミュージカル「ドッグファイト」ビジュアル

俳優の屋良朝幸(38)が19日、主演を務めるミュージカル「ドッグファイト」(10月21~24日、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ)の取材会に登場した。

ベトナム戦争に赴く海兵隊員たちの出征前夜を描いた同作。2015、17年に続き3度目となる上演に、屋良の第一印象は「また、やるんだ」だったというが、「僕以外のキャストが代わるということで、俺は代わらなくていいのかと思ったんですが、『屋良さんにぜひ』と言ってもらえたのでうれしかったですね」と話した。

過去2回とは演出や振り付けがガラッと変わり、自身も「海兵隊員を演じるので説得力を持たせたかった。見た目って大事かなと思う。『日本人がやってるから、こうなっちゃうんで、しょうがない』と言われるのは悔しいので」と半年間の筋トレを実践。5~6キロ増量して舞台に挑む。

ダンスが見どころとあって〝増量〟がダンスに影響しないか気になるところだが「『筋肉つけると踊れなくなるよ』といろんな人から聞いてますけど、ぶっちゃけ、もの凄いキレになってる。『筋肉つけて踊れない』は言い訳と思います」と言い切った。

故ジャニー喜多川さんからもダンスの実力を買われていた屋良。ダンスへの強い信念で、ダンサー、振付師として活躍しているが「10代のころから“ダンスをやりたい”と、それだけでいいと思っていた。ジャニーズとして、アイドルとしてギャップを埋められなかった。ジャニーさんには本当に迷惑をかけた。今でも天国で『何やってる』って言われるかもしれないけど、『今もバカなことやってるよ、俺は』と言いたい」と胸を張った。

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