韓国次期大統領選、知日派の李洛淵氏が支持率急騰...有力3候補が3.7%差内で接戦

韓国次期大統領選の支持率調査で、野党系のユン・ソギョル(尹錫悦)前検事総長とイ・ジェミョン(李在明)京畿道知事を加え、民主党のイ・ナギョン(李洛淵)前代表の追い上げが鮮明になり、有力三候補がわずか3.7%差内で競う、三つ巴の接戦様相をみせている。

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リアルメーターがJTBC依頼で過去17〜18日、全国の18歳以上を対象に、次期大統領候補選好度を調査した結果、イ知事が23.8%、ユン元総長が22.0%、イ前代表が20.1%と集計された。

2週間前よりユン元総長の選好度が11.9%ポイント急落し、イ前代表は7.6%ポイント急騰した。イ知事の選好度は2.5%ポイント下落した。

(画像:韓国次期大統領選候補の支持率調査結果を伝えるJTBCニュースのキャプション)

1対1の仮想対決では、イ知事が43.0%でユン元総長(41.0%)をわずかに上回った。ユン元総長とイ前代表は42.3%の41.2%となり、ユン元総長がわずかに上回った。

JTBCによると、保守層の支持の一部が、進歩派のイ前代表に流れるという異例の減少が起きているという。JTBCは20日の放送において、「保守層ではユン元総長を、進歩層では今回もイ知事を最も多く支持したが、保守回答者の16%がイ前代表を支持すると明らかにし、支持率を上げた」とし、「ユン元総長の支持層の一部が親文派の支持を受けるイ前代表側に流れる異例の状況が起こっている」と伝えた。

イ・ナギョン前代表は元東亜日報の日本特派員記者であり、知日派として知られる。

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