テレ朝・玉川徹氏 小山田圭吾の辞任に対し「組織委員会の問題は根深い」

小山田圭吾

テレビ朝日局員の玉川徹氏(58)が20日、レギュラーコメンテーターを務める同局系ワイドショー「モーニングショー」にリモートで生出演。過去のいじめ問題で「コーネリアス」の小山田圭吾が、東京五輪開会式の作曲担当を辞任したことを受けて「組織委員会の問題は根深い」とコメントした。

五輪開催が目前に迫る中、小山田は19日、いじめ問題を受けて、組織委員会に対し辞任を申し出た。これを組織委員会は了承し、小山田の辞任を発表した。

いじめ問題がネット上などで大炎上する中、当初、組織委員会は会見で小山田の留任を強調していた。

玉川氏は「組織委員会は『過去の問題として受け取ってもらえなかった』という趣旨のことを言っているけど、過去の問題というのは、両者の間で謝罪があって和解をして、初めて過去の問題になると思う」と指摘。

16日にツイッター上に公開した小山田の謝罪コメント上では、いじめ被害者への謝罪がまだであることが判明している。「つまり現在進行形の問題と捉えていい。過去の問題として片付けようとした組織委員会の問題は根深い」とした。

また玉川氏は、今回の問題において組織委員会は2度間違いがあったとし「調べればわかることを調べないで、五輪作曲担当者として、依頼して任命していた」と指摘。

さらに、小山田の問題が発覚した後の組織委員会の対応について「そのまま続行しようとした。世界中にこの問題を容認したことと、組織委員会が受け止められる。組織委員会より、日本は、ということになる」と危機感を示した。

© 株式会社東京スポーツ新聞社