バイパス整備など 平戸市長が長崎県に5項目要望

知事に要望書を手渡す黒田市長(右)=県庁

 長崎県平戸市の黒田成彦市長らは19日、県庁を訪れ、中村法道知事に平戸島の東西を通る国道と県道をつなぐバイパス整備など計5項目を要望した。
 平戸市によると、平戸島の東側を通る国道383号と西側を通る主要地方道平戸田平線をつなぐことで、緊急搬送や防災活動が迅速化。2019年8月末の豪雨では同市川内町から中野大久保町にかけて国道383号が冠水、こうした災害時にバイパスは迂回(うかい)路として期待できるという。黒田市長は、早期事業化に向け取り組むよう求めた。
 中村知事は、バイパス整備は時間短縮に有効な手段とし「整備コストを考慮した道路構造や整備手法について検討を進める」と述べた。

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