【高校野球神奈川大会】横浜、鎌学下しベスト16進出 1年杉山、投打に輝き

【横浜-鎌倉学園】

 高校野球の第103回全国選手権神奈川大会は20日、サーティーフォー相模原球場で4回戦が行われ、2018年以来の甲子園を目指す第1シードの横浜が3─0で鎌倉学園を下してベスト16進出を決めた。

 横浜は0─0の七回1死一、二塁からリリーフした杉山遥希(1年)が無失点でしのぐと、直後の攻撃では2死二、三塁から自ら中越えの適時二塁打で均衡を破った。七回途中から1人も走者を許さず、投打に輝きを放った杉山は「先輩たちの最後の試合にしたくない。強い気持ちで投げました」と充実感を漂わせた。

 3試合連続無失策の安定した守備も勝機を引き寄せた。村田浩明監督(35)は「(接戦で)初めて、こういう試合をしてくれた。いつも負けてきたんで。うれしい」とナインの成長を口にした。

 横浜は22日、サーティーフォー保土ケ谷球場で行われる5回戦で厚木北と対戦する。

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