松沢前神奈川知事が出馬表明 “横浜カジノ禁止条例”を作成、代案は「英語テーマパーク」

松沢成文参院議員

国会議員で前神奈川県知事の松沢成文参院議員(63)が20日、横浜市内で横浜市長選(8月8日告示、22日投開票)への出馬会見を行った。カジノ反対を掲げる松沢氏は「横浜カジノ禁止条例」の案をすでに作成していた。

松沢氏は「横浜という街が大好きです。関東大震災、太平洋戦争など、こうした幾多の苦難に市民の皆様が立ち向かってすばらしい発展を続けてきた。しかし、昨今の横浜の現状を見て、この混乱は何なんだと悩みを深くしてきた」と訴えた。

横浜市の抱える課題はさまざまあるだろうが、大きな注目を集めているのが山下埠頭への統合型リゾート施設(IR)の誘致問題だ。

“カジノ誘致ノー”の松沢氏は「横浜の混乱はカジノの是非をめぐって起きている。横浜はカジノを諦めるべき。やめるのであれば代案を示さないと無責任だ」ときっぱり。すでにカジノ禁止を明文化した条例案をまとめていると明かした。

さらに、IRに代わるものとして「英語テーマパーク」と「英語ビジネスパーク」を民間の力で実現を目指す松沢氏。横浜開港当時の街を復元し、やり取りをすべて英語にするという。

松沢氏は「ここに来ることで生きた英語を学ぶ。夢のあるタイムスリップしたようなテーマパークになる」と意気込んだ。

同市長選に出馬表明をしたのは松沢氏で10人目。混戦が予想される。

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