【東京五輪】日本選手団・尾県総監督「金メダル30個の目標は変更することなく維持」

日本選手団・尾県総監督(代表撮影)

東京五輪開幕を控えた20日、日本選手団が都内のメインプレスセンター(MPC)で会見を行った。

日本選手団は選手583人、役員477人の計1060人で編成し、33競技に出場する。21日午前にはソフトボール日本代表がオーストラリアと対戦。また、同日夜に女子サッカー、22日には男子サッカーが試合を行い、23日の開会式を迎えることになる。尾県貢総監督(62)は「ぜひチーム競技から日本選手団を活気づけていきたい」と語った。

2018年に日本オリンピック委員会(JOC)選手強化本部では今大会の金メダル30個を目標に掲げた。これについて尾県総監督は「選手のトレーニングを取り巻く環境、他国選手の状況も大きく変わってきている。この前提条件が崩れた中で金メダル30個という数字が従来と同じ意味を有するものではない」としつつ「選手一人ひとりが与えられた環境でベストを尽くす点では変わりはない。したがって目標は変更することなく維持している」と明言した。

一方、尾県総監督は「金メダル30個を獲得することが最終目標ではなく、むしろその目標に向けてひたむきに努力してきたことが評価されるべき」とも付け加え、選手らのパフォーマンスに期待を寄せた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社