【U―24】主将の吉田麻也がコロナ感染続出の南ア戦の危険性に言及

吉田麻也

東京五輪のサッカー男子代表で主将を務めるDF吉田麻也(32=サンプドリア)が、22日に行われる1次リーグ初戦で対戦する南アフリカに新型コロナウイルス感染者が続出している状況に見解を示した。

20日に行われた東京五輪の大会公式会見に出席した吉田は、南アフリカ戦の危険性について問われ「1年間そういう形で、陽性判定が出た選手はベンチ外になる形でイタリアでやってきているので、個人的には全く問題ないと思っている。ホテルでも厳しいルールのもとで僕たちは生活している」と問題なしと指摘。そのうえで「チーム内でそこの面でも危険を感じることは今のところない。(記者会見に出席する)今日が一番危険だと思う」とチーム内で動揺もなく、自然体を強調した。

森保一監督(52)も「南アフリカのチームに陽性者が出たことは、いろんな報道が出ていて選手やスタッフも目にしているが、特にチームの中で動揺はなく、メディア報道に惑わされることなく右往左往することなく落ち着いて準備できている」と平常心の重要性を説いた。そして「相手にコロナ陽性者が出て試合の可否を含めて懸念されることも多々あるが、現場の人間は試合をすることに集中していきたい」と試合に向けて集中力を高めていく方針だ。

南アフリカは感染者に加えてチームのほとんどが濃厚接触者に認定されるなど非常事態に陥っているが、森保ジャパンは雑音を封じて試合に集中する構えだ。

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