【横浜市長選】小此木氏の決起集会に、自主投票の自民・公明市議ら70人「戦い抜く」

「ガンバロー」に合わせて無言で拳を上げ、団結を誓った小此木氏を支援する議員ら=20日、横浜市中区のホテル

 横浜市長選に出馬を表明している前国家公安委員長で元衆院議員の小此木八郎氏(56)=自民党=を支援する自民党の有志議員の会が20日、市内のホテルで決起集会を開いた。

 同党の国会議員や地方議員ら約70人が参加。菅義偉首相ら現職閣僚からも小此木氏への支援表明が寄せられた。

 小此木氏は「取りやめる」と表明したカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の横浜誘致について、「IRに変わる政策はそう簡単な話ではない。市長になればさまざまな政策を打ち出したい」と意欲を示し、医療の強化や女性活躍推進などに注力すると訴えた。

 集会には、市会最大会派「自民党・無所属の会」の市議36人のうち30人が出席。あいさつに立った佐藤茂市議は、同党市連が自主投票と決めて小此木氏への推薦を見送った経緯を説明。「(IRに反対した)小此木さんを応援できない市議もいて市会議員団が一触即発の状況に追い込まれた」としながらも、「30人で戦い抜く」と力を込めた。

 自主投票の方針を固めている公明党県本部の地方議員も駆け付け、小此木氏への支援を表明。草間剛市議の呼び掛けで一致団結を誓った。

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