レイズが電撃トレード マエケンの同僚で通算436本塁打のクルーズを獲得

ネルソン・クルーズ(ロイター=USA TODAY Sports)

レイズは22日(日本時間23日)に通算436本塁打を誇るネルソン・クルーズ外野手(41)を2対2の交換トレードでツインズから獲得したと発表した。クルーズ以外の3人はマイナー選手だ。

クルーズは前田健太投手(33)が先発登板するこの日のエンゼルス戦に「3番・DH」でスタメン出場予定だったが、トレードが決まりラインアップから外れた。

大ベテランのクルーズは歳を重ねるごとに円熟味を増している。ツインズ移籍3年目の今季も21日(同22日)まで打率2割9分4厘、19本塁打、50打点で不振のチームを引っ張っていた。

「ファミリーを残して去るのは辛い。違う球場へ行き、違う球団へ移籍する。ここは私の家族であり、数年に渡って多くの経験をしてきたと感じる。間違いなく心が痛む」とクルーズはツインズとファンに別れを告げた。

レイズはア・リーグ東地区で21日時点で首位のレッドソックスを1ゲーム差で追う。昨季はワールドシリーズでドジャースに敗れ、球団史上初の世界一を逃し、今季はリベンジを目指してペナントレースに臨んでいたが、チーム打率2割3分8厘の打線を強化する必要があった。

また、昨年までア・リーグ中地区を連覇していたツインズは21日時点41勝55敗で地区首位のホワイトソックスと17ゲーム差。球団再建に舵を切り、大ベテランを放出してプロスペクト(若手有望株)10位の右腕ライアンと17位の右腕ストロットマンを獲得した。

© 株式会社東京スポーツ新聞社