復活V・白鵬追っかけ芸人が目撃した異変 巨人・桑田ばり名シーン、人前で浮かべた初めての涙

白鵬

6場所連続休場明けで臨んだ大相撲名古屋場所で、奇跡の全勝優勝を果たした横綱白鵬(36)に“2つの異変”があったと、相撲大好き芸人のキンボシ西田(33)が明かした。白鵬の“お気に入り芸人”として知られる西田は、大関照ノ富士を小手投げで下した千秋楽も現地で観戦した。

10年以上にわたって白鵬を追いかけてきた西田だが、「これまで、そんな動作を見たことはなかったです」と“1つ目の異変”に気付いた。「土俵の側面に額を付けて、まるで感謝を伝えるように『ポンポン』と2度叩いたんです」

その様子はプロ野球・桑田真澄一軍投手コーチ補佐が現役時代、右ひじ靱帯断裂から復帰した時をほうふつとさせた。1997年4月6日の復帰戦で661日ぶりにマウンドに上がった桑田が、マウンド上で右ひじをプレートに添えて感謝を伝える姿は、伝説のシーンとして語り継がれている。「横綱のあの姿を見た時に、桑田さんの名シーンを思い出しました。横綱って、土俵上では強気なイメージがあって、ああいった胸の内を明かすような動作は見せたことがなかったんです。それをあの千秋楽の舞台でやっていた。それだけ『何が何でも優勝したい』『相撲に感謝』という気持ちだったんだと思います」と、西田はその意味を解説する。

2つ目の異変は優勝を決めて花道に戻る際、白鵬の目に涙が浮かんでいたのを西田は見逃さなかった。

「多分、場所中に横綱が人前で涙を浮かべたのも初めてですよ。今回の場所はそれだけ精神的なプレッシャーがあったということでしょうね」

ちなみに西田が聞いた、最新の白鵬ネタは「白鵬関は、ステイホームの期間中に初めてコロコロ(カーペットなどを掃除する粘着クリーナー)を使いました。感想は『あれ、髪の毛がすごい取れるぞ』です」。

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