【AEW】ジョン・モクスリーがまさかのIWGP・US王座陥落 新王者ランス・アーチャーはヒクレオ迎撃へ

無念の王座陥落となったジョン・モクスリー(AEW提供)

米AEWで21日(日本時間22日)に放送された「FYTER FEST NIGHT2」で新日本プロレス管轄のIWGP・USヘビー級選手権が行われ、同王者のジョン・モクスリー(35)がランス・アーチャーに敗れ王座から陥落した。

反則裁定なしのテキサスデスマッチに出陣したモクスリーは竹刀攻撃、フォーク攻撃と凶器を駆使して巨漢のアーチャーを攻め立てる。ゴミ缶での殴打、イス上へのチョークスラムで反撃を許すも、カウンターのラリア―トからデスライダーを決めてダウンを奪う。

なおも鬼の形相で立ち上がってくるアーチャーを仕留めるべく、モクスリーは場外にテーブルと有刺鉄線ボードとセット。エプロンから突き落とそうと試みる。ところがここで顔面にフォークを突き刺されると、逆に断崖式チョークスラムで場外へと投げ捨てられてしまう。ド派手に有刺鉄線テーブルに落下したモクスリーは完全にノックアウトされ、無念の場外10カウントが数えられた。

コロナ禍をはさみ5度の防衛で長期政権を築いたモクスリーだったが、無念の王座陥落。一方でアーチャーは2020年1月4日の新日本プロレス東京ドーム大会でベルトを失って以来、実に1年7か月ぶりに王座返り咲きを果たした。新王者のアーチャーにはバレットクラブのヒクレオが次期挑戦者として名乗りをあげ、次週のAEWでの挑戦が浮上した。念のため繰り返すが、このIWGP・US王座は新日本プロレスの管轄だ。

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