大谷休養日のエンゼルス 4点リードから痛恨の逆転負け

【エンゼルス4-5ツインズ】@ターゲット・フィールド

ツインズの先発が左腕のJ・A・ハップであることを考慮して大谷翔平に休養日を与えたエンゼルスは、カート・スズキとジャック・メイフィールドの一発などで2回までに4点を先制。ところが、ジワジワと点差を詰められ、クローザーのライセル・イグレシアスを投入した8回裏に2点を失って逆転負けを喫した。上位に食らいつくために下位チーム相手の取りこぼしは避けたいところだったが、痛恨の逆転負けで勝率5割復帰を逃した。

エンゼルスは1回表にホゼ・イグレシアスのタイムリーとスズキの3号2ランで3点を先制。2回表にはメイフィールドに2試合連発となる3号ソロが飛び出し、リードを4点に広げた。ところが、3回裏、5回裏、6回裏に1点ずつを失って1点差。8回裏は無死1塁となったところでクローザーのライセル・イグレシアスを投入したが、一死1・2塁からライアン・ジェファーズにレフト前ヒットを浴び、二塁走者が同点のホームを踏んだだけでなく、捕手のスズキから三塁への送球が逸れる間に一塁走者も生還し、一気に逆転を許してしまった。

なんとか同点に追いつきたいエンゼルスだったが、9回表は一死からデービッド・フレッチャーがヒットで出塁したものの、途中出場のジャレッド・ウォルシュが見逃し三振、ホゼ・イグレシアスがセカンドフライに倒れて試合終了。8回裏からクローザーを投入するジョー・マドン監督の執念も実らず、4対5で逆転負けとなった。毎回のように走者を出しながら得点圏で14打数2安打に終わり、3回以降に追加点を奪えなかったことも敗戦の一因。好投していたアレックス・カッブが右手人差し指のマメにより早期降板を強いられたのも痛かった。

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