ソフトバンク・スチュワートがエキシビションマッチ登板 後半戦の先発バックアップ期待

ソフトバンク・スチュワート

ソフトバンクのカーター・スチュワート投手(21)が、27日から行われるDeNAとのエキシビションマッチ(ペイペイドーム)で登板することになった。この日、左腕・笠谷とともに筑後で行われた一軍の練習に合流した。

スチュワートは4月17日の西武戦(メットライフ)で一軍デビュー。しかし、制球面で苦しみ、4試合の登板で二軍再調整となっていた。

ただ、一軍の経験を糧にレベルアップ。ファームでは6勝、防御率1・47と快投を続けている。ウエートトレーニングと食事で体を大きくして体重は100キロに到達した。

一軍首脳陣にアピールする大チャンス。工藤監督は「千賀やマルティネスのこともあるので、見てみようということになりました」と話した。先発の軸である千賀とマルティネスが五輪に出場している中で、後半戦スタート直後に生じる可能性が高い〝ローテの穴〟を埋める働きが期待されているという。

スチュワートは「二軍に落ちてから体を鍛えてきた。体も強くなっていると思う。メカニック的なものにも取り組み、前に上(一軍)にいた時よりも良くなっていると思う。取り組んできたものを発揮できればと思っている」と気持ちを高ぶらせた。

2018年に米ドラフトでブレーブスから1巡目(全体8位)指名を受けながら入団せず、翌2019年のシーズン途中にソフトバンクに電撃入団した異例の経歴を持つ〝黒船右腕〟。注目の日本球界初先発を勝ち取る投球を見せられるか。

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