巨人のドラ1・平内〝侍の洗礼〟浴び1/3回3失点…課題は「常時150キロ」

〝侍の洗礼〟を浴びた巨人・平内

ドラフト1位ルーキーが〝侍の洗礼〟を浴びた。巨人の平内龍太投手(22)が25日に、東京五輪の野球日本代表・侍ジャパンとの強化試合(楽天生命)に6回から救援登板するも、1/3回を投げて4安打3失点となった。

5回1失点と好投した先発・直江の後を継ぎ、1点ビハインドの6回からマウンドに上がった平内は、ハイレベルな打者を相手に大苦戦。源田、吉田正の連打などから一死一、三塁としたところで浅村に初球を捉えられ、左翼への適時二塁打とされた。

勢いは止められず、続く柳田、菊池にも立て続けに適時打を許し、計3失点。この回を投げ切ることができずに、無念の降板となった。

一軍戦ではここまで3試合に登板して防御率14・40と結果を残せていないが、二軍戦では安定した投球からクローザーを務めあげ、15日に行われたフレッシュ球宴にも選出された。宮本投手チーフコーチから「彼も球団の宝ですからね。何とか侍との試合に連れて行って勉強させたいなと思いますね」と、大きな期待を寄せられての登板だった。

最速156キロ右腕の課題について「(理想像まで)もうちょっとだけどね。やっぱり150キロ台を常時出すっていうのが彼の課題だと思う」とも語っており、この日最速146キロの状態からすると「あと一歩」であることに変わりはない様子。トップクラスとの選手との対戦経験を糧に、自慢の直球にさらに磨きをかけていく。

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