東京五輪 射撃 男子エアライフル 松本(島原出身)37位 残る2種目へ奮起

 五輪“初陣”となる男子エアライフルに臨んだ島原市出身の松本。予選60発は621.7点の37位で、8位以内の決勝へは進めなかった。念願の初舞台で1種目目を終えた37歳は「思った以上に緊張感があった。自分のやりたいことがつかめずに、修正に時間がかかった」と振り返った。
 序盤の取りこぼしが響いた。1発目の9.8点から3連続で9点台。「焦りが強くなって」なかなか10点に入らなかった。途中で田村監督から「リラックスしてやってこい」と声を掛けられて気持ちを整理。後半に巻き返し、最終第6シリーズの10発は、今回最高の105.3点で締めた。
 今大会はまだ、27日の混合エアライフル団体と「一番自信を持っている」という8月2日の男子ライフル3姿勢が残っている。「後半はしっかり撃てて、今後の2種目につながる内容だった。今回の課題を生かしてメダル獲得を目指したい」と気持ちを新たにしていた。

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