がらんとした客席 五輪、迫力プレーで実感 下野新聞記者サッカー男子観戦

無観客で歓声のない中で熱戦を繰り広げるサッカー男子日本代表の選手ら=25日午後8時45分、さいたま市の埼玉スタジアム

 コロナ禍の混乱の中で幕を開けた東京五輪。大半の競技が無観客となる中、選手たちは最高峰の舞台に挑んでいる。埼玉スタジアムで25日夜に行われたサッカー男子の日本-メキシコ戦。がらんとした客席に違和感を持ちつつも、繰り広げられた圧巻のプレーに五輪を感じた。

 キックオフ前、スタジアムに両国の国歌が順に流れた。関係者のわずかな拍手。「君が代」はただ、夜空へと吸い込まれていった。

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