来春大阪に街開き予定のタウン交流で西日本旅客鉄道株式会社、新潟県妙高市など3市が会見

前列右から3人目が新潟県妙高市の入村明市長

西日本旅客鉄道株式会社グループと新潟県妙高市、福井県若狭町、滋賀県高島市、Suita サスティナブル・スマートタウン協議会(代表幹事パナソニック株式会社)は26日、大阪市のホテルで記者会見を開き、2022年春に大阪府吹田市に街開きを予定している「Suita サスティナブル・スマートタウン」の居住者を対象に、街開き初期の交流を促進するための第2のふるさと(ふるさと地域交流)を提案した。

ふるさと地域交流の取り組みについては、同タウン内中央に整備される交流公園を活用して、国内交流都市3都市の地産品を提供するマルシェを不定期で開催する予定のほか、妙高市と高島市から木材の提供を受け、木の温かみやモノづくりの楽しさを体験できるようにするとしている。

また、妙高市への取り組みは、個人向け旅行分野で行い、株式会社日本旅行の協力により、同タウンから現地間の移動に関して、通常よりも現地へ手軽にアクセスできる特別な個人型フリープランを提供する。グリーンシーズン(6月から11月)と、スノーシーズン(12月から3月)のそれぞれ違った妙高市の魅力を体験できるとしている。

ツアーイメージは、夏や秋では、酒蔵見学やロッテアライリゾートのジップライン体験や苗名滝の周辺散策、冬はスキー・スノーボード体験となっている。

同タウンは、1人ひとりの最適に変化し続ける多世代居住型健康スマートタウンであり、パナソニックが進める「サスティナブル・スマートタウン」の第3弾プロジェクトで、パナソニックの工場跡地を活用したまちづくりの関西地域初展開となる。

場所はJR 京都線岸辺駅から徒歩9分の場所に位置し、敷地面積2.3ヘクタールに、多世代が住まい集い交流する街区として、ファミリー分譲マンション(100戸)、シニア分譲マンション(126戸)、学生向け賃貸マンション(73戸)、ウェルネス複合施設(サービス付き高齢者向け住宅(63戸)、認知症高齢者グループホーム、在宅介護施設、学習塾、認可保育所)、複合商業施設、交流公園で構成される。分譲マンションのモデルルームは今年6月に開業している。

Suita サスティナブル・スマートタウン。JR 京都線岸辺駅から徒歩 9 分の場所に位置する。
まちびらきは2022年春の予定

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