北朝鮮との通信回復、韓国与野党で対照評価 「激しく歓迎する」「求愛ではなく対話に」

韓国最大野党の「国民の力」は27日、南北朝鮮間の通信線復元について「どのような関係でも水面下の対話は行われなければならない」と歓迎の意を明らかにした。

ヤン・ジュンオ=同党スポークスマンはこの日、口頭論評においてこのように明らかにし、「今回の通信線復元が求愛ではなく、(意思)疎通のきっかけになってほしい」と語った。

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ヤンスポークスマンは、「これまで、南北通信線は、北朝鮮の必要に応じて一方的に解除され、再開されることが繰り返されてきた」とし、「相互尊重に基づいた双方向コミュニケーションが行われるこを《対話》と呼び、一方向のコミュニケーションは《求愛》という」と指摘した。

それとともに「連絡線断絶以来行われた延坪島海域公務員襲撃事件、ハッキング攻撃、3月のミサイル発射など北朝鮮の蛮行に対して責任ある回答を受けなければならない」と強調した。

一方、与党の「共に民主党」のソン・ヨンギル代表は27日、南北通信線復元について「乾き切った大地での雨の音のようなクールなニュースだ。激しく歓迎する」と述べた。

ソン代表はこの日、Facebookで「やるべきことが多い。北朝鮮との直接対話の扉を開くことが優先」であると述べた。

ソン代表は「韓国(朝鮮)戦争の休戦協定は、68年の間に、韓半島の腰を切り固めた鉄の棒のように、まだ堅固だ」とし、「まだ法的に戦争中という、この恥ずかしい状況を天刑のように背負った私たちの儚さが胸を叩く」と言及した。

彼は「北米(朝米)間の国交正常化の希望の前兆が少しずつ見える」とし「米国下院ブラッド・シャーマン議員の《韓半島の平和法案》支持署名者が11人に増えた。この法案が、南北朝鮮の公式的拘束力のある平和協定の締結に寄与することが期待する」と伝えた。

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