【ゴルフ】コロナ感染明け松山英樹 調整不足も金メダルへ「気持ちでカバー」

松山英樹

東京五輪に臨むゴルフ男子代表の松山英樹(29=LEXUS)が27日に記者会見し、新型コロナウイルス感染から復帰した現状について明かした。

同代表の星野陸也(25)とともに会見した松山は「日本でやる五輪にプレーヤーとして出るのは最初で最後なので、選ばれてプレーできるのはうれしい。3週間前、コロナにかかって不安もあったんですけど、ここに立ててよかったなと思っています」と語った。

松山は今月2日の米ツアー中にコロナ陽性が判明し、途中棄権。頭痛や吐き気などの症状も出ていたため、海外メジャー「全英オープン」を欠場し、五輪出場が懸念されていた。松山本人によると、コロナ発症後、約10日は陽性判定が出続けたため、自宅で過ごしており、当然トレーニングもできなかったという。

本格的な練習を開始したのは日本に帰国した21日以降。すでに星野とともに本番コース(埼玉・霞ケ関CC)で練習ラウンドも行った。松山は「ラウンドして思ったよりはできるなと。(本番での)集中力や体力の減りは想像でいないけど、気持ちでカバーしていければと思う」と、高い意欲を示した。

29日に初日を迎えるコースについては「素晴らしいセッティングに仕上がっている。日本の芝の中ではボールが少し沈むのでフェアウエーキープするのが大事になってくる」と対策もばっちり。その上で「金メダルを目指して頑張りたい」と誓っていた。

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