阪神・藤浪4回2失点 “恩人” 鳥谷にタイムリー献上も「結果以上に収穫ある内容だった」

ロッテ・鳥谷(奥)にタイムリーを許した阪神・藤浪

阪神・藤浪晋太郎投手(27)がエキシビションマッチ・ロッテ戦(27日、甲子園)に先発登板。4回を3安打1四球2失点の内容だった。

スタメンに左打者8人を並べて臨んだロッテ打線を相手に、一定の結果を残した。最大の課題だった制球は安定。速球に加え、カットボールなどの変化球も要所で効果的に決まった。藤浪も「内容自体は良かったのかなと思いますし、結果以上に収穫のある内容だった。ストレート一本では厳しいということは中継ぎをやっていた時にも感じていましたし、特に先発となると変化球も使っていかなければならないと思っていた。そういった意味では変化球でカウントも取れていたので良かった」と手応えを口にした。

2―1と1点リードの4回には、自身のフィールディングミスなどもあり二死三塁とすると、元チームメートの鳥谷に適時打を献上。「すごくお世話になった先輩ですし、野球面含め、いろいろなことを教わったので、対戦できることをすごく光栄に思いました。対戦を楽しむ余裕も今日は少し自分の中であったので、打たれはしましたが、投げることができて良かったです」(藤浪)。

今季は開幕投手を任されながら、チーム事情もあり前半戦半ばからリリーフへ転向した背番号19。先発復帰をかけて臨んだマウンドで、手応えを感じた63球だったようだ。

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