　台風8号は、きょう28日(水)午前6時前に、宮城県石巻市付近に上陸した。
　台風の上陸は今年初めて、2019年10月の台風19号以来約2年ぶりのこととなる。また、宮城県への上陸は、1951年の統計開始以来初めてだ。

　台風8号は、今後、東北から日本海へ進み、きょう28日(水)の夜までに温帯低気圧に変わる見込みだが、きょうは引き続き、東北地方を中心に土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、暴風や高波に警戒・注意が必要となる。

＜大雨・雷・突風＞

　東北では、台風周辺の発達した雨雲がかかり、雷を伴って激しい雨の降っている所がある。東北や東日本では、台風や台風に向かって流れ込む湿った空気の影響で大気の状態が非常に不安定となり、きょう28日(水)は雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込み。

　東北を中心に土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意が必要だ。また、竜巻などの激しい突風や落雷にも注意が必要で、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めたい。

＜暴風・高波＞

　東北太平洋側の海上では非常に強い風が吹き、東北太平洋側では大しけとなっている所がある。
　東北太平洋側では、きょう28日(水)は、海上では非常に強い風が吹く見込み。また、東北太平洋側ではうねりを伴った大しけとなる予想だ。　暴風やうねりを伴った高波に警戒が必要となる。

　東北太平洋側では、台風の接近・通過に伴って潮位が高くなるため、きょう28日(水)は高潮にも注意が必要だ。