巨人・元木ヘッドコーチ 若手野手の〝サバイバルレース〟を予告

練習を見守る元木ヘッドコーチ 

サバイバルレースを制するのは誰だ――。巨人の元木大介ヘッドコーチ(49)が28日に、エキシビションマッチでの若手野手の発奮を促した。

一軍の全体練習が行われたこの日のジャイアンツ球場には、秋広、山瀬、中山、山下、増田陸、菊田の若手6選手が新たに合流。先輩ナインに負けじと声を張り上げて練習に臨み、ユニホームを泥で汚した。

若手らしい活気あるプレーに、元木コーチも「元気あるね。もっともっと元気出してアピールして」と満足げ。一方で「一軍は結果なので。少ないチャンスかも分からないけど、それを自分のものにして。呼ばれただけで(いい)というのはやめてほしい。一軍に残らないといけないという気持ちで、そういうプレーをどこまでできるかを楽しみにしてます」と、競争を勝ち残るためのどん欲さも求めた。

前出6選手は、エキシビションマッチ5試合目となる8月5日のソフトバンク戦(ペイペイ)まで帯同予定。さらに鬼軍曹は「(チャンスは)5試合しかないんだよ、ということを分かってほしい。(結果次第では後半戦一軍も?)もちろん。そのために呼んでるんだから。(ファームと)同じような感じでやっているんだったら呼ばないし。すぐ帰す」と力強く語った。

少ないチャンスをものにして、過酷なサバイバルレースを勝ち抜く若手は出てくるのか、注目だ。

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