阪神見せ場なく完敗も… 虎党はロッテ・鳥谷の美打に大歓声

鳥谷には甲子園が似合う

阪神は28日のエキシビションマッチ・ロッテ戦(甲子園)に2―9で完敗。先発の伊藤将は4回6失点の大炎上。野手陣も試合最終盤まで無得点に封じ込まれるなど、投打にほぼ見せ場がないままゲームは終わってしまった。

夜になっても30度近い気温を計測した〝不快度指数〟の高いナイターゲームだったが、球場を訪れた虎党たちの心を少なからず潤してくれたのが、鳥谷敬内野手(40)の存在だ。

6回から代打で試合に出場した元・虎のレジェンドは、7回二死三塁のチャンスで迎えた第2打席に左翼へ適時二塁打。全盛期をほうふつとさせる逆方向への美しい巧打に酔いしれた虎党は、皮肉にもこの日一番の声援を敵軍の背番号00へ送った。

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