〝プロ初盗塁〟の中日・根尾 与田監督は不満顔「公式戦で決めてほしかった」

中日・根尾

中日・与田剛監督(55)が、プロ3年目にして〝初盗塁〟を決めた根尾昂内野手(21)にぼやき節だ。

28日のエキシビションマッチ・西武戦(バンテリン)に「9番・中堅」でフル出場した根尾は、1安打1犠打に1盗塁の活躍を見せて5―1の勝利に貢献した。

3回無死二塁で相手先発松本の変化球を右前へ安打を放って出塁すると、一死一、三塁のフルカウントから二盗を試みて公式戦で一度も経験のなかった盗塁に成功。さらに1―1の8回無死二塁では送りバントをきっちり決めて、その後の勝ち越し点につなげた。

根尾は「安打を打ったのは変化球だったが、左右のどちらの投手でもまずは直球を打てるようにしたい。(犠打や盗塁など)チームプレーもしっかり決められるように練習から意識してしっかりやっていきたい」と気を引き締めた。

ところが、与田監督は不満顔。根尾の盗塁について「これは公式戦で決めてほしかった。それにあれはフルカウントからだった。もっと早いカウントで攻めていけるように。もし仮にアウトになったとしても責めるようなことはしないので。走ってはいけない場面では走るなというサインは出るので、そのサインが出ていない間には、できるだけ早いカウントで走れるようになってほしい」と注文をつけた。

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