マリナーズ・菊池 今季初の中4日登板も5回を7安打4失点で6敗目、「球自体は良かった」

菊池雄星(ロイター=USA-TODAY)

マリナーズの菊池雄星投手(30)は28日(日本時間29日)に本拠地シアトルでのアストロス戦に今季初の中4日で先発登板し、5回を投げ、1本塁打を含む7安打4失点(自責点3)、7三振2四球で6敗目(6勝)を喫した。打者25人に101球。防御率4・01。チームは4―11で敗れた。

立ち上がりは上々だった。初回は1番アルテューベを遊ゴロ、2番ディアスを三ゴロ、3番アルバレスを空振り三振と11球で終えた。しかし、2回は一死後、内野安打、遊失、四球で一死満塁となり、遊ゴロの間に先制点を献上。3回は先頭アルテューベに中堅へ二塁打を打たれ、二死後にグリエルの左越え適時二塁打で2点目を失った。

4回は二死一、二塁から2番ディアスに左前適時打を打たれてさらに1失点。5回は先頭グリエルに「僕の失投」と悔やんだ外角寄りの高めに入ったスライダー中堅ソロ本塁打を運ばれた。その後、コレアを94・1マイル(約151キロ)の直球で空振り三振、タッカーを82・5マイル(約133キロ)のスライダーで空振り三振、最後にマコーミックを95・8マイル(154キロ)の直球で右飛に打ち取ったが、この回での降板となった。

この日は「球自体は良かった」と口にしたが終始、投球のリズムが悪く、狭いストライクゾーンに苦労する場面が何度も見られた。6人の打者と対戦した2回は32球を要し、4回にはストライク、ボールの判定を巡って、サービス監督が退場となったが、試合の流れは変わらなかった。

菊池にとってフラストレーションの残る先発登板となったが、今季の奪三振は124となり、メジャー移籍後初のシーズン200奪三振が見えてきた。腕を振り続けるしかない。

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