ヤンキース レンジャーズの大砲・ギャロの獲得が決定的に

逆転でのポストシーズン進出を目指すヤンキースが大型補強を実現させようとしている。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドとジョン・ポール・モロシが関係者から得た情報によると、ヤンキースはレンジャーズから大砲ジョーイ・ギャロを獲得するトレードの交渉が最終段階に突入しているようだ。「ESPN」のジェフ・パッサンはヤンキースが少なくとも4名のプロスペクト(若手有望株)を放出する見込みであることを伝えており、一部メディアでは2対6の大型トレードであることが報じられている。

現在27歳のギャロは今季ここまで95試合に出場して打率.223、25本塁打、55打点、6盗塁、OPS.869を記録。自身2度目のオールスター・ゲーム選出を果たし、ホームラン・ダービーにも初出場した。2017~18年に40本塁打以上を放った長打力が注目されるが、昨季ゴールドグラブ賞を初受賞したように、強肩を生かしたハイレベルな守備力も武器の1つ。来季終了まで1年半保有できる点も魅力的だ。

ギャロとともにレンジャーズからヤンキースへ移籍することが報じられているのが27歳のリリーフ左腕、ジョン・キングだ。昨年9月にメジャーデビューを果たし、今季はここまで27試合に登板して46イニングを投げ、7勝5敗4ホールド、防御率3.52、40奪三振をマーク。レッズへ放出したルイス・セッサの穴埋めを担うことになるだろう。

ヤンキースがレンジャーズへ放出するのは「MLBパイプライン」の球団別プロスペクト・ランキングで14位のジョシュ・スミス(23歳の遊撃手/現在A+級)、15位のイゼキエル・デュラン(22歳の二塁手/現在A+級)、23位のトレバー・ハーバー(22歳の二塁手兼外野手/現在A級)、28位のグレン・オットー(25歳の右腕/現在AAA級)といった面々。この4人に加え、17位のエベルソン・ペレイラ(20歳の外野手/現在A級)とトップ30圏外のランディ・バスケス(22歳の右腕/現在A+級)も交換要員に含まれる見込みとなっている。

© MLB Advanced Media, LP.