エンゼルス辛勝で貯金1 大谷翔平は逆転の37号3ラン

【ロッキーズ7-8エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

エンゼルスは4回裏に大谷翔平の37号3ランで逆転したあと、リードを4点に広げたが、リリーフ陣が捕まって8回表終了時点で7対7の同点。しかし、8回裏一死からデービッド・フレッチャーと大谷の1・2番コンビが1・3塁のチャンスを作り、フィル・ゴスリンのタイムリーで勝ち越した。この1点を抑えのライセル・イグレシアスが守り、ロッキーズに8対7で辛勝。トレード期限が2日後に迫った状況のなか、貯金を1とした。

大谷の37号アーチは2点ビハインドの4回裏二死1・2塁の場面で飛び出した。ロッキーズ3番手の右腕ヘスス・ティノコに対し、カウント2-1からの4球目、外角の速球を捉えると、打球はライトスタンドに一直線。弾丸ライナーでライトスタンドに突き刺さる37号逆転3ランとなった。エンゼルスはこの回、ジャスティン・アップトンにも15号2ランが飛び出し、一挙5得点で逆転に成功。決勝打を放ったのはゴスリンだったが、試合の流れを変えた大谷の一発は非常に大きかった。

定位置の「2番・DH」でスタメン出場した大谷は、1回裏の第1打席でライトへのヒットを放ち、二死後にホゼ・イグレシアスのタイムリーで生還。3回裏の第2打席は四球を選んで出塁し、4回裏の第3打席で37号逆転3ランを放った。6回裏の第4打席は見逃し三振に倒れたが、8回裏の第5打席は四球でこの試合4度目の出塁。3打数2安打3打点2四球の活躍で、今季の打率は.280、OPSは1.058となった。

本塁打王争いでは2位ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)に5本差をつけてトップを独走。今季81打点はゲレーロJr.(80打点)を抜き、トップのラファエル・デバース(レッドソックス)に1打点差の2位となっている。

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