ブリュワーズ8連勝 初回7失点から15得点で逆転勝利

【カブス7-15ブリュワーズ】@アメリカンファミリー・フィールド

ブリュワーズはメジャー初登板初先発の有望株アーロン・アシュビーが1回持たず7失点(自責点4)でノックアウトされたものの、打線が12安打15得点と奮起し、15対7で逆転勝利。カブスとの首位攻防3連戦をスイープして連勝を8に伸ばし、2位カブスとのゲーム差を6に広げた。リードオフマンのルイス・ウリアスは2本塁打を含む5打数4安打4打点の大暴れ。3番ウィリー・アダメスも12号グランドスラムで勝利に貢献した。

1回表に7失点を喫して大量ビハインドからのスタートとなったブリュワーズは、1回裏二死満塁の場面でジェイス・ピーターソンが押し出しの四球を選び、反撃を開始。2回裏には打者10人を送り込む猛攻を見せ、ウリアスの9号2ラン、ケストン・ヒウラのタイムリーなどで一挙5点を奪って1点差に詰め寄った。

さらに、4回裏には一死2・3塁のチャンスでピーターソンが2点タイムリー二塁打を放って逆転し、ジャッキー・ブラッドリーJr.のタイムリー、ウリアスの押し出し死球、アダメスの12号グランドスラムで一挙7得点のビッグイニングに。6回裏にはウリアスがこの試合2本目の一発となる10号ソロを放ち、7失点からの15得点という鮮やかな逆転劇が完成した。

ちなみに、4回までに両チームが7点以上のリードを奪ったのは、20世紀以降で初めての珍事。7点以上のビハインドを背負ったチームが7点差以上で勝利するのは、2019年8月23日(現地時間)のマーリンズ(フィリーズに0対7から19対11で勝利)以来のことであり、1950年以降メジャー全体で6度目という珍しい試合となった。

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