演技以外のものを磨いたおかげで大舞台に抜てきされた森山未來

ダンサーとしても活動する俳優・森山未來が23日に行われた、東京オリンピック大会の開会式に出演し話題を呼んだ。

故人を追悼するコーナーに出演した森山は白装束姿で華麗な舞を披露し、式中には新型コロナ犠牲者への黙とうも行われた。その圧巻のダンスパフォーマンスにネット上で続々と称賛の声があがった。

森山は翌24日に自身のインスタグラムを更新。花火が上がる国立競技場の写真を添え、《東京2020オリンピック競技大会・開会式において、参加させていただいたパフォーマンスに勇気を持って関わってくれた音楽・原摩利彦氏、振付・大宮大奨氏に心からの感謝を》と投稿。ほかの関係者への感謝の気持ちもつづった。

俳優としての活動が軌道に乗っていた森山だが、13年10月から14年10月までの1年間、文化庁の文化交流使としてイスラエルのダンスカンパニーインバル・ピント&アブシャロム・ポラックカンパニーなどに滞在して活動していたことがあった。

「5歳からジャズダンス、6歳からタップダンス、8歳からクラシックバレエとヒップホップを始め、もともとダンスは得意分野だった。12年に初の舞台の海外公演に出演した際、ダンスの魅力を再発見したようで、ならばと、海外に行く道を模索していたところ、文化庁からの派遣という大役で本格的にダンスを学ぶことができ、その時の経験もあったことから、今回の大役に抜てきされることになったようだ」(芸能記者)

話題も冷めやらぬ中、湯浅政明監督によるアニメーション映画「犬王」(来年公開)で、女王蜂のアヴちゃんとW主演で声優をつとめることが発表された。室町時代に人々を熱狂させた実在の能楽師・犬王と、そのバディである琵琶法師・友魚の友情を描くアニメ作品。本作でアヴちゃんは犬王、森山は友魚を演じるという。

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