【ゴルフ】松山英樹は初日20位タイ 1か月ぶり実戦「終盤に集中力が切れた部分もあった」

初日20位の松山英樹は自国開催の重圧も少なからず感じている

東京五輪のゴルフ男子初日(29日、埼玉・霞ケ関CC=パー71)、松山英樹(29=LEXUS)は、4バーディー、2ボギーの69で回り、2アンダーの20位タイにつけた。星野陸也(25)はイーブンパーの41位タイ。8アンダーのヨゼフ・シュトラカ(28=オーストリア)が首位に立った。

スタートから8番まで4つのバーディーを奪って勢いに乗ったかに見えたが、521ヤードと長い9番パー4でティーショットを右に曲げてしまい、3オン2パットのボギーをたたいて流れが変わってしまった。11番パー4でもティーショットを左の林に打ち込んでボギーとなるなど、後半はノーバーディー。会心のラウンドとはいかず「9番以降はうまくいかなかった」と表情は冴えなかった。

松山は今月初旬に新型コロナウイルス感染が判明し、約1か月ぶりの実戦となったことには「とても難しかった。終盤には集中力が切れた部分もあった。2日目以降は改善しないといけない」。実戦感覚をつかみづらい病み上がりの上に、過酷な猛暑が襲いかかる状況は、期待される金メダルへ高い壁となる。また「プレッシャーがないと言えば、それはウソになる」と話すように自国開催の重圧も少なからず感じている。

日本人初のマスターズ王者は、タフな条件を克服して金メダルを獲得できるか。

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