東京五輪バスケ男子 対スロベニアで日本連敗 田中 2試合連続スタメン

 初戦のスペイン戦に続いて、ポイントガードでスタメン出場した田中(長崎県雲仙市出身)。第1クオーター5分から、3点シュートを2本連続で決めるなど、攻守両面で意地を見せた。最後はスロベニアに81-116で敗れたが、諦めずに体を張ってチームを鼓舞し続けた。
 この日は米プロNBAでプレーする八村、渡辺雄に次ぐ、チームで3番目に長い24分12秒コート上でプレー。アシストも3回記録した。第4クオーター序盤で4ファウルとなり、試合終了を前に富樫と交代したが、田中の存在がスコアラー陣の力を引き出していた。
 次戦は8月1日、1次リーグ最終戦でアルゼンチンに挑む。チームの司令塔は「次(準々決勝)に進むため、次に勝つことが大事。この舞台でプレーできるのはすごく光栄だし、2試合負けているが、楽しまなきゃいけない。(共同主将として)もう一度、チームに声を掛けて、意識を高めて臨みたい」と気を引き締めていた。

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