長崎県と中国・上海市 友好25周年 初のオンライン調印式

協議書に調印した前川政策監(右)と馬副主任(画面右)=県庁

 長崎県は27日、中国・上海市とオンラインで調印式を開き、県文化観光国際部の前川謙介政策監と同市外事弁公室の馬頴慧(まえいけい)副主任が友好交流項目協議書を交わした。
 協議書は友好交流関係を樹立した1996年10月以降毎年調印し、経済や観光、教育など幅広い分野で交流を深めてきた。昨年度は新型コロナウイルス感染拡大防止のため郵送で協議書を交わし、本年度初めてオンラインで調印式を実施した。
 前川政策監は「友好交流関係を樹立して25周年。本来であれば上海市に伺い、直接交流したかった」とあいさつ。秋以降に上海市内で開く本県のPRイベントやオンライン上での日中青少年交流事業を計画しているとし、同市に協力を求めた。馬副主任は「互いにとって節目の年。より豊かな実りをもたらすことを確信している」と述べた。

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