ヤンキースがまた大失態敗戦 エース・コール先発も6回一挙10失点でレイズに0―14の大敗

まさかの大炎上となったコール(ロイター=USA TODAY Sports)

ヤンキースがまたしても大失態だ。29日(日本時間30日)の敵地セントピーターズバーグでのレイズ戦にエースのゲリット・コール投手(30)を先発マウンドに送りながら、0―14の大敗を喫し、しかも6回の1イニングだけで10失点した。

初回に4点を失ったコールは2~5回は1安打8三振と立ち直ったかに見えたが、6回一死後、連打と四球で満塁とすると犠飛を左翼手が落球しして0―5となったところで降板。2番手のアブレイユが四球→本塁打、四球→本塁打、単打→本塁打と大炎上した。

ヤンキースの14点差完封負けは、レイズ広報によると2007年8月27日のタイガース戦での0―16以来の大敗。14点差で負けるのは19年8月15日のインディアンス戦の5―19以来だ。
また、1イニング2桁失点はデータ専門会社のエライアス・スポーツ・ビューローによると1969年以降では10度目。直近では昨年9月7日のブルージェイズ戦で10失点している。

先発のコールは5回1/3を投げて1被弾を含む6安打8失点(自責点7)。19年のアストロズ時代に9失点(自責点8)して以来の大量失点で、20年のヤンキース移籍以降ではワーストとなった。

25日(日本時間26日)に敵地ボストンでのレッドソックス戦では7回を終わった時点で先発ヘルマンがノーヒットノーランで4―0とリードしながら8回に5失点して逆転負けしている。こんな敗戦が続けば、09年以来の世界一は遠のくばかりだ。

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