【侍ジャパン】2連勝で予選1位通過 稲葉監督はベンチで「暑さに負けず頑張れ」と選手を後押し

予選1位通過に稲葉監督は胸をなでおろした

稲葉篤紀監督(48)率いる侍ジャパンがメキシコを7―4で下し、2連勝で予選1位通過。2戦連続での逆転勝利に、指揮官は白い歯を見せた。

試合後の公式会見に姿を見せた稲葉監督は「2連勝できたと、1位通過できたことに非常に喜んでいます」とまずは胸をなでおろした様子。

「ドミニカ(共和国)戦は特に苦しい展開ではありましたけど選手たちが頑張って逆転してくれて。今日も先制点は取られましたけど、すぐに同点、逆転というふうに。チームがいい方向に動き出したなという感じがしました」と手ごたえ十分だった。

この日は山田、坂本の2本の本塁打に4盗塁と指揮官が掲げる「スピード&パワー」を体現。「ホームランというのは、私もパワーという意味では大事にしている部分。山田選手のホームランはチームに勇気をもたらす大きなホームラン。勇人もいいところで打ちました」と振り返ると、「スチールもそうなんですけど、積極的に次の塁を狙うという姿勢をみんなが持ってやってくれてますので、これは続けていきたい」と機動力の重要性を指摘した。

この日の勝利で、8月2日の準々決勝にコマを進めた。指揮官は「今日は非常に暑くて選手たちが少し疲れていましたので、(試合)後半は『暑さに負けずに頑張れ!』と選手の後押しをしていました」と灼熱のデーゲームに苦笑いだった。

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