【競泳】主将・入江陵介 今大会ラストレース 岩崎恭子氏「1日休んでしっかり上げてくると思う」

男子400mメドレーリレーでメダルに挑む入江

競泳日本代表主将・入江陵介(イトマン東進)がメダル獲得を懸けた最後のレースに挑む。

7月30日に行われた東京五輪男子400メートルメドレーリレー予選は入江、武良竜也(ミキハウス)、水沼尚輝(新潟医福大職)、中村克(イトマン東進)の4人が出場。3分32秒02の全体5位に入り、5大会連続の決勝進出を決めた。

入江にとっては自身4度目の五輪。31歳を迎え、すっかりベテランの領域に入ったが、闘志は衰えていない。1992年バルセロナ五輪競泳女子200メートル平泳ぎ金メダルの岩崎恭子氏も「確かに絶頂期の記録からは離れているかもしれないが、やっぱりメダルを狙いたいっていう気持ちでトレーニングも積んできたと思う。31歳ですので、非常に疲労の回復っていう部分でも大変だと思うが、他の選手たちにも『30歳過ぎてもまだできる』ってことを示してくれている」と太鼓判を押す。

同種目は2012年ロンドン五輪まで3大会連続でメダルを獲得。2大会ぶりの表彰台に向けては、予選よりタイムを上げることが必要だ。「もっと(いいタイムを)出せると思う。入江君はちょっと疲れていたと思うが、1日休んでしっかり上げてくると思う。もう最後なので、それこそ出し切ってほしい。そこがすごく大事になってくると思う」とハッパをかけた。

大一番に向けて、入江は「(決勝に進出した女子のメンバーを含めた)男女8人、そしてスタンドにいるメンバー全員で戦い抜いていきたい」ときっぱり。最後まで諦めず、トビウオジャパン一丸で戦い抜く。

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