巨人・原監督が支配下復帰を目指す山下に〝注文〟「もう一本ほしいところだよね。もう一本」

2回に中越えの先制適時二塁打を放った山下

やはり簡単な道ではないようだ。巨人・原辰徳監督(63)が1日のオリックスとのエキシビションマッチ(京セラ)で、山下航汰外野手(20)にさらなるアピールを求めた。

昨オフに育成契約となり、支配下再昇格を目指す若武者はこの日は4打数1安打1打点。2回に中越えの先制適時二塁打を放ったが、その後は見逃し三振、空振り三振に倒れ、4打席目も中前へ抜けそうな打球を相手の好捕に阻まれた。

原監督は試合後「素晴らしい打球でしたね」と先制打をたたえながらも「もう一本ほしいところだよね。もう一本」。山下は故障がちで育成契約となっているが、2年前にはイースタン・リーグで首位打者となったほどの有望株だ。もちろん、指揮官の期待も大きいが、壁は自分で乗り越えてもらうしかない。

山下は「僕は結果を出すだけだと思うので。本当に結果にこだわってやっていきたいです。これからも」と気合を再注入。補強期限となる今月末までに、どれだけの「結果」を上積みできるか見ものだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社