【東京五輪】無観客ゴルフで “珍プレー” 続出「カメラやめて」「お静かに」「マキロイ銅」

無観客のはずが「お静かに」(ロイター)

NHK総合で生中継された東京五輪のゴルフ男子最終日(1日、埼玉・霞ケ関CC=パー71)で、さまざまな〝珍プレー〟が発生した。

マスターズ覇者・松山英樹がメダル圏内とあってスタートから注目を集めた。無観客で開催されたこともあり、静かな環境かと思われたが、テレビの音声で目立つのはセミとカラスの鳴き声。松山はアドレスに入りながら「カーカー」が気になって中断し、やり直すシーンもあった。

また、放送中に「アドレスに入ったら、カメラやめてもらえませんか」と注意する声も流れた。関係者、スタッフ、ボランティア、報道だけのはずのコースで誰が? ネットでは「ゴルフ慣れしていない人がいるのか」と推測する声もあった。

松山ら最終組がし烈な争いを見せると、早くスタートした組を担当したボランティアだろうか、多くがギャラリーと化し〝密〟な状態で見守った。

ネット上では「無観客のはずなのにギャラリーが多すぎる」「ただで観戦できて役得」など関係者・ボランティアの観客化を疑問視するコメントが多く寄せられた。またスタッフが「お静かに」のボードを掲げるシーンには「マナー悪い関係者とかいるんかw」「誰へのメッセージ?」とツッコミが入れられた。

最後はプレーオフの打ち切りだ。銅メダルをかけた異例の7人プレーオフに突入したのだが、1ホール目で松山が脱落すると中継からスタジオへ画面が切り替えられた。元NHKアナで現在フリーの工藤三郎アナが「マキロイがバーディーパット決めました。銅メダルですね」と伝えたのだが、実はマキロイはパーセーブ。ネット上では「マキロイはパーだよ」と間違いを指摘する声が噴出した。

その後、桑子真帆アナウンサーが「マキロイはパーパットを決めたということで、まだプレーオフが続くということになります」と訂正すると、工藤アナは「そうですか。失礼しました」とコメント。最後までツッコミどころが絶えない中継となってしまった。

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