エンゼルス・大谷翔平がメジャー移籍後初の2併殺 3試合ぶりの無安打で期待の38号は不発

2打席連続で併殺打に倒れた大谷(ロイター=USA TODAY Sports)

エンゼルスの大谷翔平投手(27)は1日(日本時間2日)に本拠地アナハイムでのアスレチックス戦に「2番・DH」で出場し、メジャー移籍後初となる2併殺を含む4打数無安打で、3試合ぶりに無安打に終わった。打率は2割7分5厘。チームは3―8で逆転負けして4連戦を1勝3敗で負け越し、再び借金1となった。

相手先発は2年目の右腕ジェフリーズ。今季初登板で、通算でも2度目だ。初回無死一塁はカウント1―1からの3球目、91・4マイル(約147キロ)の直球を逆方向に打ち上げたが、詰まった打球は平凡な左飛だった。

3―5の3回先頭はカウント1―1から90・6マイル(約146キロ)のカットボールを強打。26度の角度で打ち上げた打球にエンゼル・スタジアムは大歓声に包まれたが、中堅手は2、3歩下がって捕球した。3―6の5回一死一塁はカウント3―1からの5球目、内角の直球をフルスイングするも二塁手の正面に飛び併殺打に倒れた。

3―8の8回一死一塁は4番手の左腕チェフィンと対戦。2ボールから外角低めのシンカーを引っ掛けて二ゴロ併殺打に倒れるとスタンドからタメ息が上がった。2打席連続併殺打はメジャー移籍後初。大谷にとっては屈辱だ。

実際、ここまで併殺打は新人の2018年が2、19年が6で20年は3だった。それが1試合で2回、しかも2打席連続とは…。

夢の60発、2冠王獲得に向けて大事な8月をロケットスタートすることはできなかったが、すぐに取り返してくれるはずだ。

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