韓国ネットマーブル、2400憶円でソーシャルカジノゲーム会社「スピンX」を買収

韓国のゲーム大手ネットマーブルが、ソーシャルカジノゲーム会社を約22億ドル(約2400億円)で買収し、韓国ゲーム企業としては史上最大規模の買収・合併(M&A)を行った。

ネットマーブルは、ソーシャルカジノゲーム会社である「スピンX」を21億9000万ドル(約2400億円)で買収すると2日に明らかにした。

ケイマン諸島に設立された持株会社「レオナルドインタラクティブホールディングス」の株式100%を取得する方式で買収が行われる。この持株会社は「スピンのX」の株式100%を所有している。

2014年に香港に設立されたソーシャルカジノゲームの専門会社であるスピンX は「キャッシュフレンジ(Cash Frenzy)、「ラッチャスロット(Lotsa Slots)」、「ジャックポットワールド」などのゲームで知られている。

今年第2四半期(4~6月)の売上高は3,289億ウォン(約314億円)で、グローバルモバイルソーシャルカジノジャンルの売上高ベースで3位であるとネットマーブルは伝えた。

ネットマーブルは2016年、米国のゲーム会社「カバム」を1兆ウォン(約960億円=現在レート)台で買収して以来の大型投資となる。

ネットマーブルのイ・スンウォン代表は「ソーシャルカジノゲームのジャンルは、グローバルで持続して成長しており、特にスピンXは、このジャンルで最も急成長している会社」とし、「既存の主力ジャンルのRPGゲームに加え、カジュアルラインナップをさらに拡大し、ゲームポートフォリオの多角化につなぐことができ、グローバルゲームの競争力も一層強化されるだろう」と明らかにした。

ポール・ジャン=スピンの代表は、「モバイルソーシャルカジノ事業は継続して成長する分野であるだけにネットマーブルとの相乗効果を通じてグローバル競争力をさらに強固にする機会にするだろう」と述べた。

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