東京五輪・野球日本代表「侍ジャパン」は決勝トーナメント準々決勝で米国(2日、横浜)と対戦。テレビ中継(TBS系)での実況が波紋を呼んでいる。
日本は1点を追う4回二死二塁。2番・坂本勇人内野手が左翼フェンス直撃の適時二塁打を放ち、同点に追いついた。
チーム最年長で事実上の主将役を務める坂本の一打に、この日実況を担当したTBS・初田啓介アナウンサーは興奮。思わず「入った! ホームラン!」と絶叫。入っていれば逆転弾だったが、実際は左翼フェンス直撃。解説の元ヤクルトでアテネ、北京五輪日本代表の宮本慎也氏は「いえ、違います。フェンスです」と冷静に訂正。この場面はネットでも話題になり「どこがホームラーン」「入ってないじゃん!」とツッコミが入れられ、ツイッターで「ホームラーン」がトレンド入りするほどだった。
初田アナといえば2016年の日本シリーズで三振した次の打者が打った本塁打を「二者連続」とするなど、複数回にわたり“誤実況”の過去がある。またも大舞台でやらかしてしまったようだ。