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長崎県西彼長与町岡郷にある潮井崎交流館前の大村湾で7月31日、カゴ漁体験・食育事業があった。参加した親子連れが、地元漁師らの指導を受けながら、海中に仕掛けたカゴで取れたカニなどを食べて楽しんだ。
海を大切にする気持ちを育もうと、町と大村湾漁協が大村湾フェスタ連絡協議会の助成を受けて開催。同交流館キャンプ広場を利用する8家族、計31人が参加した。
参加者は、タイワンガザミというワタリガニの稚ガニを放流した後、家族ごとに漁師の船で出漁。海底に仕掛けられた漁業用のカゴを、1家族あたり約30個引き揚げた。親子で力を合わせロープをたぐり寄せると、中身がヒトデばかりのこともあったが、お目当てのガザミやチヌ、アラカブが入っていると喜んでいた。
45センチほどのマゴチが取れた長崎市滑石3丁目の田中希苑(ねおん)さん(9)は「魚が大きくて驚いた。カゴは重くて大変。漁師さんはすごいと思った」と話した。参加者はそのままキャンプ広場で調理したり、持ち帰ったりして大村湾の恵みに舌鼓を打った。