3歳からヴィーガンの人気俳優 ディズニー映画のモチーフとなった熊の開放嘆願

俳優ホアキン・フェニックスが、ディズニーのアニメ映画『ブラザー・ベア』のモチーフとなった2頭の熊を解放するよう、フロリダの牧場「ザ・ベアラダイス・ランチ」に働きかけている。動物愛護活動家でもあるホアキンは、同作で熊を殺したために熊になってしまった少年ケナイの声を担当しており、同牧場にいる熊のブルーノとバンビのエンターテイメント利用をやめて、「認定された保護施設」に送るよう嘆願しているという。

ハリウッドレポーター誌が入手した手紙によると、ホアキンは檻に入れられた動物たちの窮状を訴えており、こう綴っている。

「これらの熊たちは、自然で大事なもの全てを奪われるような路上生活よりも、もっとまともな生活があるはずです。彼らの立場になって考えてみれば、きっとそう思うでしょう」「クマは好奇心旺盛で複雑な動物で、登ったり、掘ったり、採食したりするのが好きだということは、皆さんもよくご存知だと思います。鋭敏な嗅覚と板状の前足は、遠く離れた場所で仲間や食べ物を探すために進化したものです。しかし、このように入念に磨かれた特性は、カウンティー・フェア のような巡業サーカスでは無駄となり、見知らぬ人たちの前でフラフープを頭で引っ張ったり、バスケットボールを運んだりしており、それ以外の時は輸送用の檻の中に追いやられているのです」

そんなホアキンは3歳の頃からヴィーガンとなり、PETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)の支援を長年続ける中、昨年は『ジョーカー』でアカデミー賞で主演男優賞を獲得、その授賞式の数日後には実際に屠殺場を訪れ、2頭の牛を解放したという。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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