【陸上】女子やり投げの北口榛花が前回東京五輪以来57年ぶり決勝進出の快挙 明るい笑顔でメダル取りへ

決勝進出を決め笑顔があふれる北口榛花

東京五輪の陸上女子やり投げ予選が3日に行われ、北口榛花(23=JAL)が1本目に62・06メートルを投げ、64年の前回東京大会以来57年ぶりの決勝進出を決めた。決勝戦は6日に行われる。

「すごく緊張して手が震えた」と振り返った1本目で、いきなり今季最高の記録をたたき出し、飛び跳ねて喜んだ。全体6位で、12人で争う決勝に駒を進めた北口は「ほっとしている。まさかあそこまで飛ぶとは思ってなかった」と安堵の表情を浮かべた。

快挙達成の裏で、ネット上ではチャーミングな笑顔も話題になった。「緊張している時こそ笑顔を心がけていたが、不自然な笑顔だった。3投目が終わって、決勝に進んだのを確認してから、やっとしっかりと笑うことができた。いい成績を決勝で出したい」と、アレクセイ・イグナショフとの再戦時の中邑真輔ばりに「笑顔」をテーマに掲げた北口は、決勝の舞台で最高のスマイルを見せることができるか。

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