東京五輪の男子板飛び込み準決勝(3日、東京アクアティクスセンター)で、6度目の五輪出場となった寺内健(40=ミキハウス)が424・50点の7位となり、決勝進出を果たした。
個人のファイナル進出は11位だった2008年北京五輪以来13年ぶりとなる。寺内は「単純に飛んで結果を見て、うれしい。どんどん中堅のレベルが上がって強くなっているのでどういう戦いができるか想像できなかった。まずは自分のパフォーマンスに真摯に向き合って飛ぼうと思った」と振り返った。
1996年アトランタ五輪に15歳で初出場すると2000年シドニー、04年アテネ、08年北京と4大会連続出場。09年に引退するも10年に現役復帰を果たした。16年リオデジャネイロ五輪にも出場し、通算6度目は日本最多タイ記録。
寺内は「メダルを目指したい。あまり気にせず順位ではなく、まずは460点から70点目指せるような、審判から10点もらえるようなパフォーマンスしたい」と、初の表彰台を見据えていた。